三柱同一干支は100年でわずか10日 — 命式がまるごとそろう日の実測データ

三柱同一干支のデータノート — 年柱・月柱・日柱がすべて癸亥にそろった1983年12月1日の命式を例に、100年でわずか10日という希少さを示すキービジュアル

算命学の命式は、年柱・月柱・日柱という3本の柱の干支(かんし:十干と十二支の組み合わせ、全60種)で できています。ごくまれに、この3つがまったく同じ干支になる日があります — たとえば1983年12月1日生まれの命式は「癸亥・癸亥・癸亥」。 このページでは、そんな三柱同一干支(さんちゅうどういつかんし)の日が 実際にどれくらいあるのかを、Sanmei Scope の暦計算エンジンで 1926年から2025年までの100年・36,525日を全数計算して調べました。

結論: 該当したのは100年でわずか10日。平均すれば 3,652.5日に1日 = およそ10年に1日しか現れない計算です。 ただし出現の間隔は不均等で、27年以上あくこともあれば、2日連続で現れる年(2082年)もあります。

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実測結果 — 100年間の三柱同一干支はこの10日

1926年1月1日から2025年12月31日までの全36,525日のうち、年柱・月柱・日柱の干支が 完全に一致したのは次の10日だけでした。

生年月日命式(年柱・月柱・日柱)
1929年5月24日己巳・己巳・己巳
1934年10月30日甲戌・甲戌・甲戌
1940年4月7日庚辰・庚辰・庚辰
1945年9月13日乙酉・乙酉・乙酉
1962年3月5日壬寅・壬寅・壬寅
1978年6月25日戊午・戊午・戊午
1983年12月1日癸亥・癸亥・癸亥
1989年5月9日己巳・己巳・己巳
1994年10月15日甲戌・甲戌・甲戌
2022年2月18日壬寅・壬寅・壬寅
1926年から2025年までの100年の帯の上に、三柱同一干支が現れた10日を点で示したタイムライン。1994年から2022年まで27年あいた区間を強調している 1926 1950 1970 1990 2010 2025 己巳 1929 庚辰 1940 壬寅 1962 癸亥 1983 甲戌 1994 甲戌 1934 乙酉 1945 戊午 1978 己巳 1989 壬寅 2022 ここだけ27年4ヶ月あく
100年の帯の上に10日を配置した図。前半に固まって現れ、1994年10月から2022年2月までは一度も現れなかった。

干支の顔ぶれを見ると、己巳・甲戌・壬寅は100年の間に2回ずつ現れています。 これは偶然ではなく、後述する60年周期の再来によるものです。

なぜ「約10年に1日」なのか — 3本の柱の周期のずれ

年柱・月柱・日柱は、どれも60干支を一巡する周期を持っていますが、回る速さがまったく違います。 日柱は60日、月柱は60ヶ月(=5年)、年柱は60年で一巡します。 3つがそろうには、この速さの違う3つの歯車が一点でかみ合う必要があります。

36,525日から三柱同一干支の10日に絞り込まれる過程を示す図。年柱と月柱が同じ干支になるのは610日、さらに日柱もそろうのは10日 100年の全日数 36,525日 1926年1月1日 〜 2025年12月31日 年柱と月柱がそろう窓は 5年に一度・約1ヶ月 年柱 = 月柱 の日 610日 全体の約60日に1日 約30日の窓の中で 日柱が当たる確率は約2分の1 三柱同一 10日 3,652.5日に1日
36,525日からの絞り込み。5年に一度めぐる「年柱=月柱」の約1ヶ月の窓に、60日で一巡する日柱が入るかどうかは約半々 — かけ合わせると平均10年に1日になる。

実測でも、年柱と月柱が同じ干支になった日は100年で610日(約60日に1日)。 その窓の中で日柱までそろったのが10日でした。 「5年に一度の窓 × 半々の的中」で平均10年に1日 — 理屈と実測がきれいに一致します。

ちなみに、干支まるごとではなく十干だけが3柱でそろう日(天干一気)は100年で364日(約1%)、 十二支だけがそろう日(地支一気)は257日(約0.7%)、 どれか2柱が同じ干支になる日なら1,808日(約20日に1日)あります。 「完全に3つそろう」ことの希少さが際立ちます。

60年後の「再来」— そして、消える再来

一覧表の己巳(1929年→1989年)・甲戌(1934年→1994年)・壬寅(1962年→2022年)は、 いずれも約60年後に同じ干支で再来しています。実はこの4組(癸亥も1983年→2043年に再来します)の間隔は、 どれもちょうど21,900日 = 365日×60年。きっかり60年ではありません。

60年の間にはうるう日が15回入るため、暦の上の60年は21,915日です。 日柱の干支は60日周期なので、21,915日後には干支が15個進んでしまい、同じ日付には戻りません。 その代わり、15日だけ手前の日付に同じ日干支がやってきます。 このずれた着地点がまだ「同じ干支の月」の中にあれば三柱同一が再来し、 月の変わり目(節入り)をまたいで外に出てしまうと、再来は消えます。

60年後の再来が成立する例と消える例の比較図。1929年の己巳は15日手前でも巳月の窓に収まり再来するが、1940年の庚辰は15日手前が清明より前になり窓の外に出て消える 再来する例: 己巳(1929年 → 1989年) 己巳の月の窓(巳月: 5月上旬〜6月上旬) 5月24日 5月9日 15日手前へ ○ 窓の中 消える例: 庚辰(1940年 → 2000年) 庚辰の月の窓(辰月: 4月上旬〜5月上旬) 4月7日 3月23日 15日手前へ × 窓の外 まだ卯月
60年後、同じ日干支は15日手前に戻ってくる(模式図。節入りの日付は年により1日前後する)。 1929年5月24日の己巳は15日手前でも巳月に収まって1989年5月9日に再来。 1940年4月7日の庚辰は、15日手前が節入りの清明(せいめい)より前 — つまりひとつ前の卯(う)の月に落ちるため、2000年には再来しなかった。

実際に2000年の暦を確かめると、3月23日は日柱が庚辰に戻るものの月柱はまだ己卯(窓の外)、 4月7日には月柱が庚辰になるものの日柱はもう乙未に進んでいて、すれ違いに終わっています。 月の窓の入口から15日以内に生まれた三柱同一干支は、60年後に子孫を残せないわけです。

次に三柱同一干支の日が来るのはいつ?

同じ全数計算を未来に延ばすと、次の三柱同一干支はそう遠くありません。2026年以降の該当日はこちらです。

年月日命式備考
2027年7月27日丁未・丁未・丁未次はもうすぐ
2033年1月1日壬子・壬子・壬子なんと元日
2038年6月10日戊午・戊午・戊午1978年の再来(21,900日後)
2043年11月16日癸亥・癸亥・癸亥1983年の再来(21,900日後)
2071年3月22日辛卯・辛卯・辛卯ここまで27年あく
2076年8月27日丙申・丙申・丙申
2082年2月2日辛丑・辛丑・辛丑2日連続(下記参照)
2082年2月3日壬寅・壬寅・壬寅

注目は2082年です。2月2日は立春の前日なので年柱・月柱はまだ辛丑のままで、日柱も辛丑。 翌3日は立春で年柱と月柱が同時に壬寅へ切り替わり、日柱もちょうど一つ進んで壬寅 — 暦の3つの歯車が2日連続でかみ合う、100年に一度も起きなかった並びです (2月3日は、2022年2月18日の壬寅がちょうど21,900日後に再来した日でもあります)。

命式が三柱同一干支だとどうなる?

算命学では、三柱同一干支の命式は十干も十二支も一方向にそろっているため、 天干一気格・地支一気格の両方に必ず該当します。 気の流れが一色に定まった、めったにない「形」として扱われます。 なお、この現象に「一気成生格」という名前を当てる資料もありますが、 資料間で定義が食い違うため Sanmei Scope ではこの名前を使っていません (経緯は天干一気格・地支一気格の解説で詳しく説明しています)。

格はあくまで気の流れの「形」を示すもので、優劣や吉凶、将来の出来事を断定するものではありません。 占いは娯楽・参考情報としてお楽しみください。

計測方法: Sanmei Scope の命式計算エンジン(二十四節気の暦データに基づく年柱・月柱・日柱の算出)で、 1926年1月1日〜2025年12月31日の36,525日および2026年以降を1日ずつ全数計算しました。 本文の日付・干支・集計値はすべてこの再計算から導出しており、同じ値を守る自動テストを併設しています。 年柱・月柱は立春・節入りで切り替わる算命学の流儀に従います。

よくある質問

Q. 三柱同一干支の人はどれくらい珍しいですか?
A. 1926年から2025年までの36,525日を全数計算すると、該当する日は10日だけでした。 平均すれば3,652.5日に1日、およそ10年に1日の割合です。ただし出現間隔は不均等で、 1994年から2022年までは27年以上あきました。
Q. 自分の命式が三柱同一干支か調べるには?
A. 生年月日から年柱・月柱・日柱の干支を計算して見比べます。Sanmei Scope では 生年月日を入力するだけで無料・登録不要で命式を確認でき、三柱同一干支の場合は 天干一気格・地支一気格の両方が自動判定されます。
Q. 三柱同一干支だと運勢が良いのですか?
A. 吉凶を断定するものではありません。算命学では、気が一方向にそろった特別な「形」として、 天干一気格・地支一気格という格法の観点から解釈します。占いは娯楽・参考情報としてお楽しみください。

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